国家税関総署はこのほど、9月1日から個人の国際郵便物に関する管理政策を調整し、現在香港・マカオ・台湾で400元、他の国や地域で500元の免税額を50元に引き下げると公表した。これにより、輸入代理業者の負担が大きくなる。
電子製品への影響は小
税関の公告によると、この9月1日から、個人の国際郵便物は輸入税額50元以下のものだけが免税となり、それ以外の郵便物はすべて輸入税が課される。これまで郵便物に対する徴税は最高500元からだった。この政策を受け、大部分の国際郵便物が課税対象となる。
業界関係者によると、粉ミルクや化粧品など低価格のものが比較的大きな影響を受けるが、電子製品や高級革製品などへの影響はそれほどないという。
海外の粉ミルクは2缶で課税対象に
「ここ数年、輸入代行は特に活況だった。政府は今回の新規定で脱税の抜け穴を埋めるつもりだ」と業界関係者は話す。国内有数の輸入代行サイトの取引は毎月3倍から5倍のペースで伸び、大量の関税が流失していた。
あらゆる輸入代行品のなかでも特に取引件数が多いのが、粉ミルクだ。
「楊子晩報」が伝えたところによると、税関総署の「入国者の荷物と個人郵便物の課税価格表」では、粉ミルクの課税価格は1キログラム200元、税率10%とされており、つまり1キログラムの粉ミルクに20元の関税がかかる。香水や化粧品などの課税価格は1点100元で、税率50%、1点につき50元課税される。
お母さんたちが好きな日本製の粉ミルクを例にとると、従来の規定では25キログラム、約27缶(1缶=900グラム)の粉ミルクでようやく課税対象となったのが、この9月1日からは1回に2缶のみが免税対象となる。化粧品だと、従来は1回に10本は免税で郵送できたが、それが今後は1本でも課税の対象となる。
「加税後、輸入代行コストが上がる。商品を値上げしないと、今の利益では関税代も払えない」と粉ミルクの輸入代行をしている業者は困惑する。(2010/7/28)